弾道と打ち上げの距離について
打ち上げ、打ち下ろしのあるホールで
「ここから10ヤードくらい打ち上げ見たほうがいいよね?」
からのショット!
結果:オーバー、もしくはショートしてるやん!
ということありませんか?
こんにちは!
雪のせいで色々とスケジュールが変更になった挙げ句、子供と雪合戦をしたたにぺっぺです。
全くゴルフしていません(笑)
あと、なぜか焼酎(黒伊佐)が美味しすぎて飲みすぎてしまいます。
ついでに言うと太ってきました(もう歳ですわ)
さて、今日はあまり意識している人が少ない弾道の話。
高弾道と低弾道、もしくは棒球について。
プレーヤーの中にはいろんな癖のある弾道を打つ方がいらっしゃいます。
今回説明するのは典型的な3つの弾道について
弾道のイラスト…絵心なくてすみません(泣)
黒いラインが通常の弾道。
赤いラインが低弾道(パンチショット気味)
青いラインが高弾道
です。
この3種類の飛距離はすべて同じですが、気をつけて欲しいのはキャリーの距離です。
すべて同じではありますが、キャリーの距離と弾道の高さが異なります。
高弾道を打つためには、ある程度のヘッドスピード、もしくは高等テクニックが必要です。
一般的に体力のある男性→高弾道
平均的な男性→棒球
癖でパンチショットに打ってしまう男性→低弾道
です。
ここまではご理解いただけると思いますが・・・それぞれ打ち上げの場合で考えていましょう。
<打ち上げの場合>
赤く太いラインが地面と思ってください。
フラットな場合と同じように打っても、飛距離が変わります。
高弾道→あまり飛距離は変わらない(C)
棒球→飛距離が短くなる(A)
低弾道→飛距離が大幅に短くなる(B)
じゃぁ、どれくらいの飛距離の差が出るのかというと、さらに詳しい説明になります。
少々マニアックといえばマニアックかもしれないのですが…興味のある方は少々お付き合いください(笑)
その話をする前に、目標物までの距離によって打ち上げの影響が変わるのも理解してください。
4番アイアンと9番アイアンでは、どちらが打ち上げの影響を受けやすいか、というと
4番アイアン
になります。
だって4番アイアンの方が弾道が低いからです。
よって、目標物までの距離が遠ければ遠いほど打ち上げの影響を受けます。
A:残り150ヤード付近から10ヤードの打ち上げ
B:残り70ヤード付近から10ヤードの打ち上げ
では、打ち上げの距離の計算が微妙に変わります。
だって、弾道の高さが違うからです。
ということで元の話に戻ります。
打ち上げの計算方法(ぺっぺ流)は…
1,グリーンの面が見えないことを確認。
グリーンの面が見えていないということは間違いなく打ち上げです。
打ち上げていないのに、打ち上げに見せるコースレイアウトもあるので要注意。
★棒球(平均的な弾道の方)
<残り150以上のところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…+10ヤード
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…+20ヤード
<残り100ヤードより近いところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…ほぼ見なくていい
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…+10ヤード
★高弾道(ドライバーのヘッドスピードが45m/s以上の方)
<残り150以上のところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…+5ヤード
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…+15ヤード
<残り100ヤードより近いところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…ほぼ見なくていい
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…ほぼ見なくていい
★低弾道の方
<残り150以上のところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…+15ヤード
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…+30ヤード
<残り100ヤードより近いところから>
ジャンプしたらグリーンの面が見えそう…+10ヤード
かなり高い斜面に登らないとグリーンの面が見えない…+15ヤード
というような感じです。
じゃぁ、自分の弾道は何に入るの?と思った人は打ちっぱなしに行って他の人と自分の弾道を比較してみて判断するとわかりやすいと思います。
一般的にグリーン上では
高弾道:ビタ止まりすることが多い
棒球:ボールマークからランが出ることが多い
低弾道:ボールマークが楕円形になる
ということで判断できるかな、と思います。
あくまでも僕流であって、これが間違いなく正解ということはありません。
本当に人によって弾道の癖があるので、それはご自身で判断してください。
でも、僕が大会でキャディをするときにはプレーヤーの力量を見てアドバイスする判断材料にしているのは事実です。
いやー、ゴルフって色々考えないといけないスポーツですよね。
ただただ、
「ボールを打つだけ」
のくせに!
なのに。
野球やサッカーみたいに走ったり、取ったりしなくていいのに。